「2FACED」は見た目はライフスタイルスニーカー、中身はプロが戦うバスケットボールシューズという2つの顔を持つプロダクトです。
そして今回の会場 KINETICS 原宿店は、1F が STREET、2F が BASKETBALL という
フロアごとに顔の違う store。商品の構造と、店の構造が一致しています。



2FACED は「説明が要る」プロダクトです。しかも難しいほうの顔が、写真に写らない。 ローンチイベントは、その1点を解くために設計します。
1F で「街で履く靴」として出会わせ、2F で「コートの靴」として履かせる。 同じ商品を、2つの文脈で二度体験させる。その落差が、そのまま商品説明になります。 来場者は説明を読むのではなく、階段を上がるという行為で 2FACED を理解します。
いただいた平面図(butter inc. 2023/05/31)を読むと、この店はフロアごとにテーマが与えられた3層構造です。 この構造をそのまま企画に使います。
商品が「ストリートの顔」と「コートの顔」を持ち、店が「STREET のフロア」と「BASKETBALL のフロア」を持っている。 会場を新しく作り込むのではなく、既にあるフロアの性格を最大化するのがこの企画の基本方針です。 仮設造作を最小限にでき、予算と設営期間の両方で有利になります。
| 売場合計(3層) | 420.10㎡ / 127.07坪 |
| 店舗総面積 | 630.39㎡ / 190.69坪 |
「1F で出会う → 2F で証明する → B1F で持ち帰る」。上下に2回動かすことで、同じ靴を二度、別の文脈で体験させます。
商品の2色(グリーン/ブラック)以外を会場に入れません。第3の色を使った瞬間に「2つの顔」という主題がぼやけます。 クリームは商品のアウトソール色として、サインの抜き文字にのみ使用。
ファサード、撮影背景、サイン、配布物まで、すべて斜めの二分割で構成。 来場者が会場のどこを撮っても「2つに割れた画」が写る状態をつくります。
いただいた『CONVERSE ブランドロゴ ガイドライン』にもとづき、以下を遵守します。



金・土・日の3日間を想定した基本案です。初日をメディア/インフルエンサー向け、土日を一般開放とし、 土曜に富樫選手のトークを置いて来場のピークをつくります。
| 配置 | 役割 | 人数 |
|---|---|---|
| 総合ディレクター | 全体統括・進行判断・クライアント窓口 | 1 |
| 会場ディレクター | 3層の稼働状況把握・入場コントロールの判断 | 1 |
| 1F フロア | 受付・整理券・体験サイズ貸出・導線案内 | 3 |
| 2F フロア | MOVE TEST 進行・安全管理・フィッティング | 3 |
| B1F フロア | 撮影誘導・レース交換・写真出力/貼付 | 3 |
| 撮影クルー | ハイスピード撮影/2面撮影/当日記録 | 2 |
| 映像・音響オペレーター | データ現像・QR 発行・BGM/マイク | 1 |
| 合計(1日あたり) | ※販売はKINETICS店舗スタッフが担当する前提 | 14 |
| 搬入・設営 | 前日 2 日間 |
| リハーサル | 初日 午前 |
| 撤去・原状回復 | 最終日 夜〜翌朝 |
什器(A–L / J・G・H・I)、壁面ハンガー、ミラー壁、コートライン床、ART 壁、 B1F の新規コンセント(UFOキャッチャー用・フロアコンセント)はすべて既存を活用します。 新規造作はファサードのグラフィック、B1F の2面背景壁、各所サインに限定。
| 想定リスク | 対応 |
|---|---|
| 2F が詰まり待機列が階段に伸びる | 1F 受付を時間指定の整理券に切替。階段への滞留は不可 |
| 体験中の転倒・接触 | 同時 8 名・靴下必須・床の滑りを毎時確認・保険加入 |
| 初日で完売し以降が物販できない | 2 日目以降は体験+予約受付に切替、EC へ送客 |
| 雨天で路面の集客が落ちる | ファサードのグラフィックを最優先で確保し、通行者への訴求を維持 |
「2つの顔」は言葉で説明するより、2枚並べたほうが早い。事前・当日・事後のすべてで “2つ並べる”という一貫したフォーマットを使います。
来場者数だけを追うと「人は来たが商品は伝わらなかった」が起きます。 本企画の主指標は 「2F まで上がった人の割合」= 2つ目の顔に到達した率 です。
| 指標 | 取得方法 |
|---|---|
| MOVE TEST 実施回数 | 受付の貸出記録 |
| 写真出力枚数 | プリンタのカウンタ |
| 動画 QR のアクセス数 | 短縮URLの計測 |
| メディア掲載件数 | 会期後30日でクリッピング |
| EC の商品ページ流入 | 会期前後の比較 |
会期終了後 2週間以内に実施レポートをご提出します。数値だけでなく、 「どの導線で人が落ちたか」(1F 素通り/受付での離脱/2F 待ち時間での離脱)を記録し、 次回以降の店頭施策に転用できる形で残します。
開催日から逆算した標準的な進行です。最も長いのは造作物の制作(約4週間)のため、 D-45 までに会場グラフィックの方向を確定させる必要があります。
| 工程 | D-60 | D-45 | D-30 | D-21 | D-14 | D-7 | 本番 | D+30 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 企画確定・体験内容の決定 | ||||||||
| 会場調整・消防/管理者確認 | ||||||||
| 会場デザイン・造作設計 | ||||||||
| グラフィック制作・入稿 | ||||||||
| PR・ティザー展開 | ||||||||
| 撮影・映像の準備/機材手配 | ||||||||
| 運営マニュアル・スタッフ手配 | ||||||||
| 搬入・設営・リハーサル | ||||||||
| 本番(3日間) | ||||||||
| 撤去・映像編集・実施レポート |
ご予算をまだ伺えていないため、標準的な仕様でのレンジ提示です。 既存什器・既存床・既存壁面を最大限活用する前提のため、同規模のポップアップより造作費を抑えられます。
| 項目 | 内容 | 概算(税別) |
|---|---|---|
| 企画・ディレクション | 企画立案/設計/進行管理/当日総合ディレクション | 60 – 90 万円 |
| 会場造作・装飾 | ファサードグラフィック/B1F 2面背景壁/各所サイン/施工 | 180 – 300 万円 |
| 什器・備品 | 追加什器レンタル/マット/ソックス等の消耗品 | 40 – 70 万円 |
| 撮影・映像 | ハイスピード撮影機材/2面撮影ブース/当日記録/編集 | 80 – 140 万円 |
| 印刷・ノベルティ | インスタント写真/出力/配布物/替え紐/UFOキャッチャー景品 | 50 – 90 万円 |
| 運営人件費 | 14 名 × 3 日+設営/撤去要員 | 90 – 140 万円 |
| 音響・照明・電源 | BGM/マイク/追加照明/電源養生 | 40 – 70 万円 |
| 諸経費 | 保険/警備/運搬/予備費 | 20 – 40 万円 |
| 合計 | ※商品在庫・広告出稿費・タレント関連費は含みません | 560 – 940 万円 |
| 縮小案 会期2日間・造作をファサードのみに限定 | 約 −30% |
| 基本案 本書の内容(3日間・3層フル活用) | 560 – 940 万円 |
| 拡張案 会期5日間・ライブ配信・アーティストコラボ追加 | 約 +40% |
本書は支給素材と公開情報のみで作成した初稿です。以下が確定すると、会場計画・費用・スケジュールを実数に置き換えられます。
| 01 | 本書の方向性についてのご意見 | ご返信 |
| 02 | 上記チェック項目のうち、判明分のご共有 | 随時 |
| 03 | 会場実査(KINETICS 原宿店・3層の現況確認) | 要日程調整 |
| 04 | 第2稿(実数入り・会場レイアウト図面化)のご提出 | 実査後 1 週間 |